IT実践

学校で使うiPadのバッテリー持ちが悪い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

小中学校の児童生徒や教職員に1人1台iPadやChromeBook、Windows端末などが配られて2年が経ちます。
個体差もありますが、バッテリーの持ちが悪くなる端末が少しずつ増えているように見受けられます。

多くの学校では、1人1台となる前から一定数のICT端末を導入していて、それら3〜4年目を迎える端末の中には、朝、満充電しておいても昼まで持たないというものも見かけます。

GIGAスクール構想で1台につき4万5000円の国からの補助金に各自治体がプラスアルファしてICT端末を揃えましたが、買い替えの予算などはまだまだ先になりそうです。
あと2年もすれば「GIGA5年目問題」などと騒がれそうですが、現状は各自治体や学校、利用者で対処するしか無さそうです。

充電が持たない端末を何とか使う方法

モバイルバッテリーで充電しながら使用する。

発熱で内蔵バッテリーに悪影響を与えるという記事を良く見かけますが、授業で使用するのに困るレベルまで既に劣化してしまっているので致し方ありません。

私が学校訪問の際に教育委員会から借りているお気に入りのiPadも、フル活用する日は夕方にはバッテリー切れになってしまうので、モバイルバッテリーを繋ぎながら使用しています。

最近はモバイルバッテリーが安く手に入りますが、学校で使うのであれば一定の信頼がある製品を選びたいです。

バッテリー容量に関して

iPadを例にとりますと、8,000〜9,000mAhのバッテリーが内蔵されているので、損失を考えると10,000mAhのモバイルバッテリーでも満タン1回分には足りません。信頼できるブランドの物でも30%程度のロスが発生します。妙に安い中国製モバイルバッテリーの中には容量の虚偽表示されている物もあるようですので注意が必要です。

スマホで使う場合であれば「2〜3回分は充電できる容量が欲しい」と思いますが、今回の目的はヘタった内蔵バッテリーの代替措置ですので10,000mAh程度が理想だと思います。

20,000mAhだとかなり大きくて重く感じますし、5,000mAhでは30%足らずしか充電できませんので少し不安です。

急速充電について

最近はPD(Power Delivery)対応が増えていますが、ICT端末・充電器(モバイルバッテリー)・ケーブル全てが対応している必要があります。

iPadを導入している学校では、USBタイプA出力の充電器からLightningケーブルで繋ぐものが多いようですので、PD対応にこだわる必要はないと思います。
それよりもUSBタイプA出力を備えたモバイルバッテリーを選んだ方が、既存ケーブルの使いまわしも出来て便利です。
また今回はモバイルバッテリーを繋ぎながら使うという目的ですので、その点でもPD対応は不要です。

お勧めのモバイルバッテリー

一昔前に比べると大容量のモバイルバッテリーは安くなりましたが、私が実際に買うときに何日もかけて吟味した結果、下記のような結論に至りました。

  • 容量は10,000mAh
  • 充電ケーブル内蔵タイプはケーブル劣化を考えて除外
  • メーカーは日本製かAnker
  • 出力はUSBタイプA必須

以前スマホ用に、近所のホームセンターで購入したエレコムのモバイルバッテリー、特に不満は無かったのですが、Amazonでいろいろな商品を見比べてしまうと、Ankerの洗練されたデザインと実績に魅了されました。

アフィリエイトの提灯記事は好きではないのですが、Amazonで怪しいモバイルバッテリーが多く出回っているので、参考リンクとして貼っておきます。
他に安くて良さそうなモバイルバッテリーを見つけたら、まずは「サクラチェッカー」を通してみることを強くお勧めします。

関連記事